FC2ブログ

発達障害特性を持っているだろうと感じる部下との対応

2019/06/29 22:47 

共感力が低く、他者とのコミュニケーションが不得手。
あけすけでぶっきらぼうな物言い。



彼女が部下となりすぐに発達障害特性を感じた。



クライエントから「彼女を担当から外してくれ」とのクレームが入り、
彼女とチームを組んでいる社員達からも「彼女に指導してもらえないか」と相談を受けた。



発達障害特性を持つ社員に対しては、
「指導の前にまずは信頼関係」が鉄則であると考えている。



「緻密な作業が極めて得意」「表裏がなく正直」な点を心から褒めて接してきた。
結果、「報告・連絡・相談」が徹底され、私生活を含めての相談も受けるようになっていた。



ある日、彼女が机で泣いていたため声をかけ、個室に連れていくと、激しく泣きながら語った。



「幼い頃から母から否定され、母に認められたい一心で頑張ってきた。
一流大学に現役で合格した。
しかし、ほぼ毎日体調が悪く、それを母に言ってもわかってもらえない」
頭痛や特定の部分の身体の痛みが断続的に続いているのだが、
どの病院を受診しても身体的には何も問題がないと言われ、
市販の頭痛薬を飲み続けてきたと言う。



また、「誰も信用できない」等の被害妄想傾向発言もあり、
二次障害も発症していると推察した。



以前より彼女から聞いていた母親とのエピソードから、母親の「特性」も感じていた。



おそらく、育てにくい娘に対し、特性を持つ母は戸惑い、
他者にヘルプも出せず、結果否定的な関わりをしてきたのだろう。
家庭に安全基地を持たない彼女は、他者への不信感を強く抱いており、
学歴というプライドを自己存在の拠り所としていた。
特性に加えその認知が周囲との軋轢を生んでいたのだ。



切なくなり、私はしばらく一緒に涙していた。



今後もいつでも話を聴くことを彼女に伝えると同時に、
信頼関係も築かれてきたと判断し、
眠れないという訴えにフォーカスし精神科受診を勧め、
市販の頭痛薬の継続服薬は止めたほうが良いと伝えた。



しかし、そこは彼女の腑に落ちなかったようだ。



せめて、彼女とカウンセリングができたならとも思ったが、
私は彼女の上司であり、カウンセラーではない。



やるせない気持ちが残ったが、意識的に境界線を引き、切り替えた。
彼女の人生は彼女のもの。



最後に笑みを見せ始めた彼女と一緒に自販機で飲み物を買い、プレゼントした。



私の立場における無理のないかかわりとサポート。



真行結子のカウンセリング
http://fleurir-room.com/
真行結子講座「カサンドラ症候群~理解と回復のための講座」 
http://fleurirkanagawa.blog.fc2.com/blog-entry-214.html


スポンサーサイト

テーマ : カサンドラ愛情剥奪症候群 - ジャンル : 心と身体

職場での体験 | Top ▲

野田市小4女児死亡事件

2019/03/02 11:32 

報道を目に耳にするたびに
胸がえぐられる思いのする日々が続いている。



助けを求めていたにもかかわらず
母親にも社会にも守ってもらえなかった心愛さんの
恐怖や絶望はいかばかりだったか。



報道によると
父親は一家を暴力で支配し
父親と共に加害者であった母親は
同時に夫からのDV被害者であった。



母親はDVが原因で夫と一度離婚したのち再婚
加えて
心愛さんへの虐待の放置などの状況も見ても
夫に精神的支配をされていたと推察される。



父親は職場では穏やかな別の顔を見せていた。
家庭内の出来事は外からは見えづらく
外部からの介入が難しい。



厚生労働省は
児童相談所の家庭への介入機能を強化する方針を固めたが
実効性を伴うまでには課題が多いと感じている。



そもそも
行政、警察の介入だけでは限界がある。
人と人のつながりのなかでの「支え」が必要なのだと思う。



DV・虐待被害者同様
コントロールされ
自己の存在の危うさを抱えているカサンドラも少なくないと感じる。



自己の脆さは役割の固定につながりやすく
生きていながら生きていない状態となる。



カサンドラ当事者やその子たちの
家庭外における「安心な居場所づくり」にかける私の思いには
「ありのままで在ることが難しい人々の生きづらさへの支え」
の視点がベースとなっている。



目指すのは
私は私でいいのだと感じることができる安心な居場所である。

テーマ : カサンドラ愛情剥奪症候群 - ジャンル : 心と身体

今、徒然 | Top ▲

カサンドラ忘年会開催しました!

2018/12/31 00:00 

12月22日
横浜市内某所にて
フルリールプレゼンツ
「カサンドラ忘年会」開催しました!



約20名のカサンドラが集い
わいわいしんみり賑やかに盛り上がりました。



わたくし真行結子は実は楽しい「宴会」が大好き
職場では「幹事役」を務めることが多かった。
さすがに今では後進に道を譲りましたが。



カサンドラ忘年会では
クリスマスプレゼント交換会も!
わたしは「静電気除去リング」を頂きました。



忘年会の最後は「関東の一本締め」
皆さん、笑顔で会場を後にされました。



日々、頑張りすぎるほど頑張っているカサンドラの皆さん。
今年1年、ほんとうにお疲れさまでした。



来年も
フルリールクラブ会員限定の
カサンドラ祭りやお食事会、宴会?など楽しいイベントを企画しますよ。
いっしょに楽しみましょう!



良いお年をお迎えくださいね。

「フルリールクラブ」について
http://fleurirkanagawa.blog.fc2.com/blog-category-12.html

テーマ : カサンドラ愛情剥奪症候群 - ジャンル : 心と身体

「フルリール」徒然 | Top ▲

仙台で講座

2018/12/30 10:24 

仙台市在住のフルリールクラブ会員コミットさんとふじこさんが、
フルリール仙台の活動を開始して3年。



フルリール仙台は
東北エリアにおける貴重なカサンドラの居場所であると感じています。



活動開始3周年を記念しての講座を、と
フルリール仙台から依頼を受けまして、
12月1日に仙台にて、東北カサンドラの皆さまへ、
私のカサンドラ体験、回復された方々のケース紹介、回復のヒントについてお話をいたしました。



講座には山形県や秋田県からのご参加もあり、
東北カサンドラの皆さんとお会いできたことをとても嬉しく思います。



東北は、地域によっては地縁・血縁が強いため、
自助会への参加をはばかれる空気もあるようにお聞きしました。



私の両親は秋田出身。
私は子どもの頃から、祖父母や親戚含め東北人の我慢強い気質を感じてきました。



おそらく、おひとりで悩みを抱えている東北カサンドラの方が数多くいらっしゃると思うのです。



東北カサンドラの重く深い悩みが少しでも溶けるよう、私にできることは何かと、自問自答しながら仙台の街を後にしたのでした。

テーマ : カサンドラ愛情剥奪症候群 - ジャンル : 心と身体

「フルリール」徒然 | Top ▲

テレビ生出演しました!

2018/09/11 20:00 

9月10日(月)
インターネット放送 「AbemaTV」の
ニュース番組「AbemaPrime(アベマプタイム)に生出演しました!

12018-09-10アベマプライム出演

番組担当プロデューサーからコンタクトがあったのは7月下旬



「カサンドラ症候群を取り上げたい!
当事者の苦しみや自助グル―プの取り組みを紹介したい!
取材にご協力していただけませんか!」
と、熱く語るプロデューサー



カサンドラの認知度はまだまだ低く
啓発に力を注いでいる私としては
とても良い機会だと考えお引き受けすることにしました



1回目の取材では
フルリールの代表として
カサンドラ体験カウンセラーとして
カサンドラの実情や回復のポイント
そして
社会に求めることをお伝えしました



2回目はフルリールカフェ(カサンドラわかちあいのお話会)を取材
当日ご参加いただいたフルリールクラブ会員の皆さま
ありがとうございます
(カフェの様子は番組VTRで流れます)



そして
今回、生出演のオファーを頂きました



当日は20時30分にテレビ朝日に到着
21時からの打ち合わせで進行表を渡されました
今回のゲストは私と漫画家の野波ツナさん



進行表には
それぞれのゲストに向けて
コメンテーターたちが投げかける質問が記載されていました



すみわけとしては
野波さんは当事者として
「ご自身の体験談」
私はカサンドラ体験ウンセラーとして
1「フルリール(自助会)やフルリールルーム(カウンセリング)の参加者の推移」
2「発達障害特性をお持ちの方への接し方」
3「カサンドラの抱える苦悩、課題」
4「社会に向けてのメッセージ」



得に3と4については
「お!語ってみせる!」と意気込んでいました



22時から放送予定でしたが
前の番組の時間が押してしまい遅れてスタート
結果「カサンドラ特集」は
当初の予定より10分以上短くなってしまったのです



しかも!予定以外の質問が
アナウンサーやコメンテーターから飛び出る!飛び出る!

2018-09-11 (4)

生放送なので焦りました!



結果…
語りたいことを伝える時間がなかった…
もどかしい
無念です



今回の番組をふりかえると
◆カサンドラの悩みの本当の深刻さ
◆回復に必要なこと(社会のサポート体制も含め←これは重要)
◆自助会の取り組みの果たす役割
が伝わったか甚だ疑問である
と私は感じます


表面をなぞっただけのような・・・



考えてみれば・・・
30分の番組では限界がありますよね



少しでも多くの方に
カサンドラ症候群を知っていただく機会にはなったとのでは思います



カサンドラ症候群を取り上げてくださった
番組側制作の方々に厚く御礼申し上げます



認知度を高めるにはマスコミの力は効果的



しかし
身近な人々に直接
丁寧に、心を込めて、自分の言葉で語っていくことのほうが
長い目で見たならば
深く響き広がっていくのかもしれない
その姿勢の方がしっくりくると
出演を終えた私は
しみじみと感じたのです

「AbemaPrime(アベマプライム)
「カサンドラ特集」
https://abema.tv/video/episode/89-66_s99_p603

テーマ : カサンドラ愛情剥奪症候群 - ジャンル : 心と身体

「フルリール」徒然 | Top ▲

 | Blog Top |  Next»»