神童

2015/04/15 14:00 

「子供の頃は神童って呼ばれていたのよ」
結婚前から、結婚した後も
義母の息子自慢のひとつ。



〇〇年△月□日は何曜日?との質問を
ドンピシャリと当てていたという
数年後の月日でも。



息子を溺愛する義母の大袈裟話とも思っていたが
夫はアスペルガーであると確信してからは
あり得るかもしれないと感じた。



老後をうっすらと感じ始めた
夫が五十を過ぎた頃



かつて未来の曜日を当てていた神童は
こどもたちが巣立ったあとの
夫婦水入らずの楽しい暮らしを
思い描くことも、語ることもしない。



その時だった。
私自身も
夫とふたりの安らぎの暮らしを
まったく思い描くことができないという事実に気づいたのは。



未来はぽっかりと口を空け
灰色の木枯らしと共に
私を吸い込もうとしていた。



よろめきながら
ますますカサンドラ症候群に陥っていく。
どん底へ。

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仰天!結婚式再び?!☆パート2

2014/10/14 00:00 

◇結婚当初2◇

彼の両親主催の第2回目結婚式
仰天!結婚式再び?!☆パート1



彼の両親の指示通り
私は何もしゃべらず
ニコニコしていた。



1時間ほど経過。
さてそろそろ爆弾に火をつけよう。



私は夫に秘密で
「正式な結婚式」のアルバムを隠し持っていた。



足元に隠していた「正式な結婚」アルバムを小脇に抱え
洗面所に立つふりをして
彼の両親の席から一番遠い親戚に
「これ先日の結婚式の写真なんです。
ご覧ください。」
と渡した。



「あれ、結婚式って・・・すでに挙げたの?」
「2か月前に挙げました。
義父母から親戚のみなさんには招待状を出さないでと言わたんです。
是非お越しいただきたかったのに。残念でした」
「・・・」



さりげなく、自分の席に戻る。



アルバムを見た親戚が騒ぎ始める。
フフフ、作戦成功!
彼の両親はまだ気がついていない。



夫が異変に気づいたようだ。



そこで私が見たものは!



両腕をぐるぐる回し
パニックを起こし
アルバムを見ている親戚に恐ろしい程の速いスピードで駆け寄り
アルバムを奪い取っている彼の姿!



そして彼は奪い取ったアルバム片手に
義父母のところへ駆け寄っていった。
まるで幼稚園児のように。



彼のこんな姿を初めて見た!
絶句



彼は誰を一番大切にしているのか?
体裁を気にする両親が一番なのか?



私はまたしても怒り、哀しみで気持ちがたかぶってきた。
泣き叫びたい気持ちを必死にコントロールする。



偽りの式が終わった。



憮然としている彼の両親
私はそんなことは、もうどうでも良かった。



夫はおどおどしている。
何に?
私になの?両親になの?
気持ちを語らないからわからない。



夫と2人無言で帰路についた。



こらえきれず私は泣いた。



彼はうつむいて
何もしゃべらない。



私を責めることもしない。
謝ることもしない。
なぐさめることもしない。
私は言葉にはしがたい違和感を抱いた。



その時、私はひとりぽっちだった。
2人でいるのにひとりであるという
身を切られそうな寂寥感を
初めて抱いたこの日のことを
今でも私は忘れることができない。

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仰天!結婚式再び?!☆パート1

2014/10/04 10:30 

◇結婚当初1◇

彼の親戚は不在となった結婚式
http://fleurirmomo.blog.fc2.com/blog-entry-14.html


にぎやかな私の親戚と友人たちが盛り上げてくれ
楽しく式は終わった。



彼の両親と
兄夫妻はちんまりと座っていた。



親戚招待するな事件には傷ついたけど
彼との新生活
他には特に問題はないし。



そうそう、
約3000枚のレコードやCDを実家から彼が持ってきた。
狭い社宅なのですが…。
まあ、趣味だから仕方ない。
私が聴きたい音楽も含まれているし。



そして
結婚しました葉書を
招待できなかった彼の親戚に出そうとしていた矢先に…。
またしても彼が伝書鳩になった!



「結婚式をやってないと親戚に思われると恥ずかしい。
自分たちがすべてお金を出すので、
うちの親戚だけ招いてもう一度結婚式をするので
よろしくと両親が言っています」



ええっつ!
言葉を失った。
でも気を散り直し
「じゃあそこでは(恥ずかしいと義父母が感じている)私のプロフィール紹介してもいいわけ?」
「進行は両親が行うので、
momoさんは何もしゃべらずただニコニコ座っていれば良いそうです。
そして結婚式を既に挙げていることは決して口にしなでくださいとのことです。
あくまでも今度の結婚式が正式な結婚式としたいそうです。」



その時の私の感情は
怒り、呆れ、失望、みじめさ、哀しみが
ないまぜになってどうしていいのやら。



「いやだ!絶対行かない!そんなの間違っている!」
憤慨している私の横で。
「・・・」
またしても石仏状態の彼。



私が熱いタイプだから
敢えて彼は黙っているのかもしれない。
きっと大人なんだ・・・
とも思った。



でも
最後まで私は
「行かない!」とわめき散らしていた。



それなのに
何故か日取りが決まってしまい
当日が近づいて来た。



行かなければ良かったのかもしれない。



でも私がわめき散らしている隣で
うなだれている彼が
可愛そうにも感じて。



「わかった。
じゃあ行くよ。
気分は最悪だけど」



「ありがとうございます」と彼。
淡々としている。



私は心の中で
彼の両親に対する怒りでいっぱいだった。



ただじゃ済まないよ。
この前の結婚式のアルバムこっそり持参して、
当日、不意打ちで夫の親戚に見せてやろう。
フフフ・・いい気味。



舌をぺろっと出して、にやにやしている私に
むろん夫は気づくはずもなかった。

(パート2に続く)

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結婚式には招待しないで?!

2014/09/16 23:00 

◇結婚まで6◇

結婚式の日取りも決まり
招待する人を決める段階になった。



私は
高校や夜間大学時代の友人
会社の仲間、先輩、後輩、上司
仕事でつながった方々
そして親戚
お招きしたい方がたくさん。



対する彼
友達がいない?
会社関係者が中心。
そして、何と・・・



「momoさんの夜学出身というプロフィールは
恥ずかしいので親戚に紹介できない。
だから、当家の親戚には招待状を出さないでくれと両親が言ってます」と
彼はまたしても伝書鳩のように
私に伝えた。



私は最初困惑し、
その後、怒りが湧いてきた。



何と失礼な!
「私たちの結婚式なんだから私たちの好きにしましょう!」
と私は息巻いた。



「そうですね」
と、冷静に彼。



その後、
私が招待する方々は親戚も含め決まった。
でも、
彼のほうがはっきりしない。
親戚部分が。



「もう期限よ。もちろん親戚呼ぶでしょう?」
「・・・」
「うちの親戚だけ呼んで、あなたの親戚が誰もいなかったら変に思われるでしょう?
私たちの結婚式なんだから。私たちが決めればいいのよ!」
「・・・」
何も答えず、石仏のようになっている彼。



私の苛立ちの感情が爆発する。
「あなたの親の言っていることは理不尽だよね?
私は傷ついている!
まさかあなたは親の言うとおりになんてしないよね?」
「・・・」



なんか変だ。



結局、
招待状は出さなかった。



人は誰しもパーフェクトではない。
私にだって、欠けている所はあるのだし。
きっと、彼は親思いの優しい息子なんだ。
彼の親戚を呼ばない分、私の友達を呼べるし・・・。
まあ、いいか。



でも、なんか変だ。



今思えば、
心の奥に「直感」を押し込んだ私なのであった。

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わぁ!頼もしい!

2014/09/12 23:30 

◇結婚まで5◇

結婚が決まり
新居を探したり、式の準備を始めたり。
いちばん楽しい時



新居はこの町がいい!
式場はここがいい!
こんな雰囲気の式にしたい!



私のリクエストに
なにひとつ反対せず
「いいですね~」
とニコニコと笑う彼。
心が広い!と私は嬉しくなる。



驚いたこと。
電化製品を購入する際
詳細に消費電力を比較した一覧表を作ってくる。
結婚式の費用も
私が企画した複数の案ごとに
詳細な経費一覧表を作ってくる。
コンピュータみたい!



そこから「私」が選ぶ。



大雑把な性格で感覚で生きているタイプの私と
彼のような緻密なタイプ
お互い補い合えるので
2人は最高の組み合わせだと思った。



自分の希望通りに事が進んでいく。



彼の両親は
2人は学歴がつりあわないなんて言ってるらしいけど
私の、ひととなりがわかればきっと受け入れてくれる!
「息子には聖心女子大卒の嫁」



2人の未来はきっと輝かしいものになると確信していた。
その時は。

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